水道用配水用ポリエチレンパイプ

阪神大震災を機に耐震管として誕生し、この管で構成された管路は柔軟で伸びが大きい材料

特性と、管と継手が一体化構造となるEF(エレクトロフュージョン)接合によりレベル2

地振動だけでなく地割れや段差、液状化などにより生じる地盤変化に対しても管路機能を

損なうことなく吸収する性質を有します。

EF(エレクトロフュージョン)接合とは内面に電熱線を埋め込んだ継手にパイプをセット

した後、コントローラーから通電して電熱線を発熱させ継手内面とパイプ外面の樹脂を加熱

溶融し融着することで組織的に一体化させる接合方法です。

<施工講習>

1.管の切断

パイプカッターやガイド付セーバーソーで管軸に対し管端が直角になるように切断します。

切断の際にはコールドリングを使用し、管が供回りするのを防止するため管を固定します。

実際に両手で力強く支えても供回りしました、大口径になれば尚更ですね。

 

2.融着面の切削

製造時の劣化や保管時の紫外線劣化などにより管表面に酸化被膜が形成されます。酸化被膜

があると著しくEF接合の強度が低下するので切削(スクレープ)により除去します。

 

3.融着面の清掃、マーキング

 

4.管と継手の挿入・固定

 

5.融着準備

継手端子に出力ケーブルを接続し、専用のバーコードリーダーで融着データを読み込みます。

 

6.融着・通電開始

 

7.融着完了確認・冷却

 

確認試験に合格すればポリエチレン配管施工講習受講証が発行されます。

水道用配管用ポリエチレンパイプ:(株)クボタケミックス