スポットカバーシステム

経年劣化や災害などで水漏れした給水・給湯配管の改修の際に、壁や床・天井を解体したり

土間を斫って改修するのが望ましいです。元のように壁や天井の中に収まるように施工する

ことが困難な場合、屋外の壁伝いに配管がむき出しになる露出配管で改修をします。

短期間で施工でき工事費用抑えられる反面、露出している配管に物がぶつかって破損したり

紫外線や雨の影響を受けたり凍結する可能性もあります。配管モールやリフォームカバーと

呼ばれる配管化粧カバーや保温材で配管材を保護します。

従来の配管化粧カバーは壁にベースを取付け、ベース伝いに配管を固定しカバーを取付ける

工法ですが、さらに配管カバーを簡易的に施工できコストを抑えて仕上がりも綺麗で安全な

カバー工法がスポットカバーシステムです。

耐候性を付与した被覆付架橋ポリエチレン管をそのまま屋外配管に使用します。巻きぐせが

少ないため施工性が向上しますし対候性のサドルバンドを狭い間隔で取付けすると、かなり

直線的な仕上がりになります。スポットカバーは後付けが可能で座が大きく施工する外壁の

状況に合わせて自由にビス止めができます。スポットカバー裏側内部のリブが被覆材を保持

するため抜けを防止します。

スポットカバーシステム:(株)オンダ製作所